DONAN.cityとは

函館道南で何かを始めたい。

そんな人を増やしたい。

函館道南で

何かを始めたい。

そんな人を増やしたい。

DONAN.cityは、函館と南北海道=「道南」のstartupの未来を議論し、描き出すためのウェブジャーナルです。中核都市・函館を擁する道南地域を、一つの有機的な田園都市圏=DONAN.cityとして眺望し、この地で新しいことに取り組もうとする人、組織、活動をナビゲートし、函館道南の未来をサポートします。

SHX:Southern Hokkaido
Transformation Cross Community

DONAN.city

函館と南北海道のSTARTUPの未来へ

Startup=スタートアップという言葉が、世間を騒がせています。言葉本来の意味は「何かを始める」「動き始める」――。現代用語としては、革新的なシーズ(種)から生まれる新事業や成長性の高いベンチャーの起業、あるいは社会課題解決に大きな力を果たすNPOなどの社会的起業を指します。

地方都市にも、先進的なtech=科学技術からのスタートアップがあります。大学や高専の独自の研究シーズ(seeds=種)があり、また地場産業を育んできた地域の科学技術にも独創的な研究シーズがあります。従来の地場産業や地域の科学技術を継承発展させつつ、情報技術をはじめとする新たな技術や産業を融合させながら、大都市圏では生まれ得ないサービス価値を創出しうる場でもあります。

四季折々の多彩な恵みに富む日本の地方都市は、かけがえのない自然や風土や歴史文化の価値に根ざしています。高齢化や人口減少という課題は有しつつ、自然と文化が調和する田園環境に溢れた地方都市圏は、20世紀とは異なる21世紀のウェルビーイング(身体的-精神的-文化的-社会的に充実した生き方)の源泉です。

大都市では創りだし得ない、地域が持てる魅力や可能性にどれだけ気付けるか、どれだけ掘り起こせるか、どれだけ地域の人々や世界の人々と価値を共有しうるか――知識と探究心と行動力が問われます。地域産品やサービスを売り出していく地域ブランディングもさることながら、地方の唯一無二な精神性や土着性への敬意に基づく「シビックプライド」(=地域を価値ある場所にするための当事者意識と自発的行動)が、より重要です。その源泉は、「人」と「情熱」です。

DONAN.cityは、この街で何かを始めよう、何かを動かそうと取り組む「人」や「情熱」に寄り添い、函館道南圏のstartupの未来を議論し、自然・文化・社会・経済の豊かな生態系を描き出す場の形成を目指します。

DONAN.city 代表 田柳恵美子
公立はこだて未来大学
社会連携センター 副センター長・教授

DONAN.cityは、 公立はこだて未来大学社会連携センターが主宰・運営し、市民・専門家有志の編集委員会との共同作業で制作・運営しています。北海道に新しい産業や起業が生まれ続ける生態系(エコシステム)の形成を目指す大学・高専のネットワーク機関、 HSFC(Hokkaido Startup Future Creation:エイチフォース)の活動の一環として、 科学技術振興機構「START」事業の予算を受けて企画制作しています。